Chaosyuya Laboratory

赤シャツ家マスターのつぶやき。

赤シャツふにゃふにゃP家のVOCALOID達のマスターが、日常と制作のお知らせ等をつぶやくブログです。

赤シャツふにゃふにゃP家のVOCALOID達のマスターが、日常と制作のお知らせ等をつぶやくブログです。



帰途が最近VM-1グランプリに出場しない理由。

 

 どーも、赤シャツふにゃふにゃP家のマスターです。

 さてさて、今日はVM-1グランプリの結果発表があったな。

 VM-1グランプリって何? って人は下記リンクを参照するよーに。

503sprites.sakura.ne.jp

 

 実は、赤シャツ家!の重音テトと歌愛ユキも過去何度かVM-1グランプリに出場している。

 コンビ名は「帰途(きと)」だ。ユとテの名前からとって、それを日本語で実際にある単語へ適当に変換したのが由来だ。

 そもそもテトとユキを迎え入れたのはVM-1グランプリに出場する為であり、私が活動を始めたのも「赤シャツふにゃふにゃP」というP名を頂戴したのもトークロイドデビューしたのも、その全てのきっかけはVM-1グランプリだったりする。

 つまり、VM-1グランプリがなければ、赤シャツ家(私自身も含めて)はこの世に存在すらできなかったということになるな。

 今となってはこういった活動をしているお陰で生きる意味があると思っているし、毎日忙しくも充実している。だから、VM-1グランプリには感謝してもしきれないぐらい感謝の念がある。

 クラウドファンティングに参加しているのはそういう理由があるからだな。

 

 なのにその大会に近年出場していない(というか元々の出場回数自体もそう多くない)のには大きな理由がある。

 その理由は二つ。

 

 一つ目は、やりたいことが変化していった事

 赤シャツふにゃふにゃP名義としてのトークロイドの活動は2011年が最初だ。2011年~2013年が一番トークロイドとしての活動を盛んにやっていた。

 余談だが赤シャツ家の設定が生え始めたのもこの時期。キは最初からゲス一直線な性格だった。

 さらに余談だが、赤シャツ家健音テイの存在は2022年に発表されているものの、実は赤シャツ家に「健音テイ」が来ることも、そいつらが双子であることも、この時期には既にもう決まっていた。

 赤シャツ家の設定を色々知りてぇ人は、以下リンクを参照するよーに。ここに書いたらクソ長ぇからな。

chaosyuya.hatenablog.com

 閑話休題。まぁとにかく、最初は赤シャツ家というか帰途中心に、たまにデフォ子やリツ、そして途中からりおんも巻き込んで加えて、漫才やコントを中心に、そして2012年あたりからはコラボ活動を中心に投稿することが多くなった。

 ただ、コラボ活動をしていく中で、癖が強い割に意外と赤シャツ家メンバーが委縮して、自分の根の性格を出さないことが多かったり(あくまで当社比。わりと主にユキが外部で好き勝手暴れまわらしてもらったコラボも結構あったし、それはとても楽しかった)、また上記設定も年々増えていったり、トークロイド以外の界隈も色々と知っていく中で、個人でやりたいことが増えてしまいVM-1グランプリをはじめ、トークロイド界隈で盛り上がり始めていたコラボ企画等に、徐々に参加しづらくなってしまったのだ。

 やりたいことは膨らむ一方、それをやる時間はどんどんなくなっていく。上手く時間調整ができず、やがて徐々に別界隈へフェードアウト……こうして一時期赤シャツ家の活動自体が止まってしまった。

 これが一つ目のVM-1グランプリに出ない理由だ(まぁ今出ない理由というよりは、2012年の出場から次の出場が2018年とかなり間が空いてしまった理由、という感じだが)。

 

 二つ目は、お笑いからの離脱だ。

 ちなみにギャグを全くやらないという意味ではない。

 やりたいことの脚本や設定を色々書いていく内に、お笑い(漫才、コント)というジャンルだけでは収まり切れないシリアスな設定やストーリー、感動系等、ジャンルの富んだ内容になってきてしまった。

 そしてそれらの参考の為という名目で興味が他に移った色んなジャンルの作品に興味が湧いた結果、正直現在ほとんど漫才やコントを見なくなってしまった(勿論VM-1グランプリは見ている)。

 インプットなくして、上質なアウトプットはあり得ない。私はそう思っている。

 なので漫才やコント等、お笑いにちゃんと触れていない今、漫才コンテンツの提供に携わるのは難しいと考えている。

 もちろんやった事があるものなので、漫才動画が作れないわけではないとは思う。

 あいつらだってやれない訳じゃない。その気になれば完成は出来るとは思う。

 ただ、「私達が満足できる完成度」には持っていけないと思う。

 そして製作者が満足できない完成度の漫才を、VM-1グランプリという大舞台にぶつけるのは失礼だと私は思っている

 私の制作スタンス(赤シャツ家のスタンスでもあるが)として、自分の作品を公開する為の大前提が「自分が気に入っている、満足できる、自信を持って提供できる出来栄えまで持っていく事」なのだ。

 そのような制作スタンスを持っている理由は上記近いが「自分が気に入ってないものを人に提供するのは失礼」だと思っているから。

 そして、まずは自分たちが気に入るような作品を作ることが、自分にとって作っていて最も楽しいことだと思っているし、楽しく作った作品の方が人が見ても楽しめるコンテンツになると思っているから。

 

 そして赤シャツ家!のもう一つのスタンスは「ついてこれる奴だけついてこい」だ。

 混彩カオスがpixiv等でも言ってたりするが、まぁ個人製作について私と混彩カオスは割とそういうスタンスで活動している。

 万人に好かれようなんざハナから思っちゃいねぇ。私達を気に入った奴だけ、世界観を理解できてついていきたいと思う奴だけついて来い。そんなんでいいのかよとか人の事考えてないなんて最低だとか思うなら勝手に思っとけ。それに対して私から言える言葉は「最低で結構」ぐらいだからな。

 だが個人製作はともかく、VM-1グランプリ等の大会や依頼、コラボ等については、ついてこれる奴だけついてこいと言った一方的な発信は通用しきれない部分が少なからずあると思っていて、自分と視聴者(あるいは依頼人、制作陣営)の双方が納得する着地点につく必要があると私は思っている。

 そうなった時にやはり枷となるのがお笑いをあまりインプットしていない事だ。

 現状、赤シャツ家!として一番やりたいコンテンツがお笑いじゃない以上、お笑いのインプットの優先順位は必然的に下がってしまう。だから赤シャツ家!の制作の方向性やスタンス、そして私の興味の先が変わらない限り、当分VM-1グランプリに出場することはないかと思う。

 だが引退します、なんて言うつもりはない。

 気が変わって漫才に目覚めたらまた帰途を引っ張って戻ってくるさ。

 テトは文句言いつつ仕事だと割り切ってなんやかんや本番は全力で頑張るだろうし、ユキは金になるなら何でもやる奴だから、どんな仕事でも仕事だったら基本乗り気だ。あいつらはいつでも帰ってこれる準備があると思うぜ。

 

 ま、そういうわけなので、恐らく当面VM-1グランプリに帰途が出ることはないと思うが、応援はし続けるし、気が向いたらその内また出場することもあるかもな。

「気が向いたら」なんて軽い言葉で言ってっけど、出るからにはガチガチに漫才研究して、あいつらにも死ぬ程稽古させて、最高の完成度まで持っていくし、本気で優勝搔っ攫わせてもらうので、よろしく頼むぜ。

 じゃあまぁ今回はこんなところで。